60代の任意保険の選び方|60歳~69歳の相場や保険料見直しのポイントなどを解説

60代自動車保険の相場と選び方


60代は退職する人が多い年代です。もちろん、60代でも自営業の方なら、まだまだお仕事を続けていくという人も多いのですが、いずれの場合にしましても、保険料は50代の頃と比べると高いのか安いのか気になるところです。

60代になると車をあまり運転しなくなる人もいます。車を使う頻度が少ないのであれば、保険料は抑えていきたいところです。

しかし、結婚した子供が孫を連れて実家に戻ってきたときに、車で出かけることがあるのであれば、誰が運転をするのかを考えて、しっかりと補償を付けておく必要があります。60代も基本的には、50代の自動車保険の選び方と同じです。「別居の既婚の子」が運転する場合の記事も参考にしてみて下さい。

icon-arrow-circle-right 【50代自動車保険の相場】50歳~59歳の自動車保険の選び方。補償範囲には気をつけて

実際に保険会社で、60代の場合の自動車保険の見積もりを取ってみました。保険料を見ながら、選び方などを解説していきます。

【60代の自動車保険相場】60歳以上の保険料はいくら?

60代の自動車保険料はいくらなのでしょうか。実際に損保3社(三井ダイレクト、SBI損保、損保ジャパン)で見積もりを取ってみました。

見積もりの条件と結果は次の通りです。

見積もりの条件

■見積りした車の基本情報 / 車両 ※個別に設定 / 初度登録年月 2016年12月

■主に運転をする人(記名被保険者)の情報 / 記名被保険者 65歳男性 / 運転免許保有者 本人 / 主な使用地 埼玉県春日部市 / 免許の色 ブルー / 運転者の範囲 家族限定 / 運転者年齢条件 26歳以上補償・35歳以上補償

■自動車保険の内容 / 等級 17等級(見積もり時は16等級) / 事故有係数適用期間 0年 / 使用目的 日常・レジャー / 予想年間走行距離 5,000km超10,000km以下 / 対人賠償保険 無制限 / 対物賠償保険 無制限 / 搭乗者傷害保険 なし / 人身傷害保険 3,000万円(搭乗中のみ補償タイプ) / 車両保険 ※車両ごとに設定 免責5万円-10万円 / 付帯した特約 弁護士費用特約 / 各種割引 新車割引、エコカー割引、インターネット割引、証券不発行割引


※損保ジャパンは、インターネット割引、証券不発行割引がありません。
※SBI損保は、自家用軽四輪乗用車の新車割引がありません。
※エコカー割引が適用されるのは、損保ジャパンと三井ダイレクトです。
※今回の見積もりで、エコカー割引の対象となる車両はトヨタ プリウス、トヨタ ヴィッツ、スズキ ワゴンRです。
※SBI損保では26歳以上補償、損保ジャパンと三井ダイレクトでは35歳以上補償を適用しています。


見積もり結果
等級 車種 型式 保険会社 車両保険
金額
車両保険
一般型
車両保険
エコノミー
車両保険
なし
料率クラス
2017
17等級 ホンダ
N-BOX
JF1 三井ダイレクト 160万 48,950円 37,720円 26,840円
SBI損保 46,680円 35,570円 23,570円
損保ジャパン 69,780円 53,800円 36,050円
トヨタ
プリウス
ZVW50 三井ダイレクト 250万 68,040円 47,970円 32,330円 車両料率クラス 5
対人料率クラス 4
対物料率クラス 5
傷害料率クラス 4
SBI損保 65,030円 44,690円 27,830円
損保ジャパン 96,810円 68,790円 44,970円
日産
NOTE
E12 三井ダイレクト 200万 54,200円 39,780円 29,340円 車両料率クラス 3
対人料率クラス 4
対物料率クラス 4
傷害料率クラス 4
SBI損保 49,930円 36,400円 25,190円
損保ジャパン 77,450円 58,230円 41,890円
トヨタ
ヴィッツ
NHP130 三井ダイレクト 210万 53,630円 39,310円 28,930円 車両料率クラス 3
対人料率クラス 4
対物料率クラス 4
傷害料率クラス 4
SBI損保 50,150円 36,500円 25,190円
損保ジャパン 75,570円 56,770円 40,780円
トヨタ
シエンタ
NSP170G 三井ダイレクト 200万 55,960円 39,570円 26,460円 車両料率クラス 4
対人料率クラス 4
対物料率クラス 3
傷害料率クラス 4
SBI損保 52,670円 36,430円 22,980円
損保ジャパン 80,970円 57,910円 38,300円
スズキ
ワゴンR
MH55S 三井ダイレクト 180万 49,230円 37,700円 26,460円
SBI損保 47,660円 36,070円 23,570円
損保ジャパン 69,170円 53,030円 35,100円


※軽自動車は料率クラスがありません。

自動車保険60代(60歳~69歳)の平均相場

今回の見積もり結果について、損保3社(三井ダイレクト、SBI損保、損保ジャパン)の平均を出しました。60代の場合、自動車保険の平均価格がいくらになるのか。平均相場として、参考にしてみてください。

等級 車種 型式 保険会社 車両保険
金額
車両保険
一般型
車両保険
エコノミー
車両保険
なし
17等級 ホンダ
N-BOX
JF1 損保3社
平均
160万 55,137円 42,363円 28,820円
トヨタ
プリウス
ZVW50 250万 76,627円 53,817円 35,043円
日産
NOTE
E12 200万 60,527円 44,803円 32,140円
トヨタ
ヴィッツ
NHP130 210万 59,783円 44,193円 31,633円
トヨタ
シエンタ
NSP170G 200万 63,200円 44,637円 29,247円
スズキ
ワゴンR
MH55S 180万 55,353円 42,267円 28,377円

60代の任意保険|60代も50代のように保険料はまだ安い

60代の保険料は50代の頃に比べて高くなるのか、それとも、安くなるのか。結論から言うと、急激な値上がりはなく、まだ保険料は安いです。実際に三井ダイレクト損保で、20等級の場合の見積もりを取ってみました。年齢だけ変えて、他の条件は同じにしています。

○車両 プリウス / ○初度登録年月 2016年12月 / ○免許の色 ブルー / ○事故有係数適用期間 0年 / ○使用目的 日常・レジャー / ○予想年間走行距離 5,000km超10,000km以下 / ○車両保険 250万 免責5万円-10万円

補償範囲 年齢 年齢条件 等級 車種 車両保険
金額
車両保険
一般型
車両保険
エコノミー
車両保険
なし
本人限定 55歳 35歳以上補償 20等級 トヨタ
プリウス
250万 43,250円 30,180円 19,680円
60歳 46,880円 35,730円 21,770円
65歳 51,560円 35,860円 23,980円
70歳 54,480円 38,580円 25,830円


30代、40代、50代と保険料は安かったのですが、60歳以上になってくると、保険料が少しずつ上がってきます。車両保険一般型の保険料を見ると、55歳と60歳では、3,630円、60歳と65歳では4,680円の差が出ています。年齢を重ねるごとに、保険料が少しずつ高くなっていきます。

保険料が高くなると言っても、一気に上がるわけではないので、60代の保険料は比較的安いと言えます。60代はまだ現役でお仕事をしている方も多い世代です。肉体的にも元気な方や運転技術があるドライバーも多いです。ゴールド免許割引や20等級など高い等級の割引率を併用していけば、保険料を抑えることができます。

しかし、70代になると、保険料は高くなります。参考までに70歳の場合の見積もりも取ってみましたが、60歳と70歳では、7,600円の差が出ています。

60代死亡事故件数

警視庁の資料(平成26年度交通事故の発生状況)を見ると、65歳を過ぎる頃から徐々に交通事故の件数が増えはじめます。特に、死亡事故件数が上がっていくので、事故リスクの高い世代となっています。

自動車保険は事故リスクが高い場合、保険料が高くなる仕組みです。年齢に伴って、保険料もそれなりに高くなることを知った上で、60代の自動車保険を考えていく必要があると言えるでしょう。

60代の任意保険の選び方|70代のことも考えて見直しを

60代の任意保険の見直し方


すでにお話したように、60代のうちはまだ保険料は安いです。全年齢で比較すると、20歳以下の保険料の方が圧倒的に高いです。

60代は肉体的に衰える人とそうでない人の差がはっきりと出る世代でもあります。年を取ってから筋肉をつけるのは容易ではないということを知っている人であれば、普段から筋肉を落とさないように運動をして、マラソンやトライアスロンに挑戦し続けている人もいます。60代全てをひとくくりにして語ることは難しいという側面があります。

事故率が高くなっていく年齢ではありますが、車の運転に関しては、自分の肉体や精神、健康状態を見ながら、やめる時期も含めて考えていくと良いでしょう。

自動車保険の長期契約を利用する

自動車保険は通常1年ごとの契約となりますが、長期で契約することもできます。

例えば、3年間の保険料をまとめて支払った場合、その期間中に事故を起こしても、等級が下がりません。長期契約をしておくと、保険料が上がるのを抑えることができます。

3年契約をした場合は、3年間は契約をした時点でのノンフリート等級割引率が適用されます。

icon-arrow-circle-right ノンフリート等級別料率制度とは|自動車保険の保険料はどのようにして決まるのか?

車の運転をやめる際には、中断証明書を発行しておく

60代で車の運転をやめる場合、中断証明書を取るようにしましょう。中断証明書を取っておくと、今まで上げてきた等級を最長10年間保存することができます。

中断証明書があると、家族間で等級を引継ぐことができるので、例えば、免許を取得したばかりの若い人の保険料が安くなったりします。

icon-arrow-circle-right 家族間で等級を引継ぎたい|親子など等級を引き継ぐ際の手順や注意点を解説

せっかく上げてきた高い等級を捨てるのはもったいないですから、お孫さんなどが運転をする際には、中断証明書を活用していきましょう。

また、運転を止める際には、免許証を自主返納することもできます。

各都道府県の警察のホームページを見ると、免許返納に付いての案内が載っています。下記のリンクは東京都の場合ですが、引越しの料金やホテルのレストランの食事代が割引になったりしています。

免許返納:東京都の場合

東京都以外でも免許返納をすることで、公共交通機関の乗車運賃割引などの特典を受けることができます。気になる方は一度確認してみて下さい。

事故を起こして運転を止めるるのではなく、明るく元気なうちに、自分の意思で止め時を決断したいものですね。


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