保険料を安くするなら【自動車保険】見直しガイド
自動車保険の見直しガイドでは、自動車保険の基礎知識、基本補償や特約、保険料を安くするために必要な知識やコツなどを幅広く、徹底的に解説しています。
これから自動車保険に初めて加入する人や自動車保険の見直しを検討しているという方は、是非当サイトをご活用下さい。
自動車保険料は、運転する人の年齢や免許証の色、車の走行距離、事故歴、等級などによって決まります。しかし、実際に見積もりを取ってみると、同じ条件でも保険会社によって、保険料が異なります。
必ずこの保険会社が安いというのはありません。一番安い保険料は比較することで簡単に見つかります。
保険会社ごとに見積もりを取るのは、面倒かもしれませんが、自動車保険の一括見積もり【無料】を利用すれば、自分に合った一番安い自動車保険を簡単に探すことができます。
自動車保険の見直し|平均相場が知りたい
当サイトでは、保険料の見積もり結果を多数掲載しています。自動車保険の相場をまず知りたいという方は、年代別になっている下記の記事からご覧ください。
軽自動車や乗用車の平均相場についてはこちらをご覧ください。
また、人気車種の保険料も掲載しています。
■乗用車
見直しの心得|保険料は保険会社によって異なる
同じ補償内容でも、保険会社を変えるだけで、数万円も保険料が安くなることもあります。
自動車保険を安くしたいと考えて見直しをするなら、見積もりの比較は必須です。見直しのポイントをしっかりと把握しておきましょう。
保険会社はダイレクト型か、代理店型か。見直しするならどっちが安い?
自動車保険を大きく分けると、ダイレクト型(通販型)と代理店型の2種類があります。保険料の仕組みが異なっているので、ダイレクト型自動車保険に乗り換えることで、保険料が安くなる可能性があります。
実際に見積もりを取ると、代理店型よりもダイレクト型の方が安くなるケースが多いです。
保険会社 | 保険料 |
セゾン自動車火災保険 | 119,460円 |
イーデザイン損保 | 155,900円 |
SBI損保 | 169,390円 |
東京海上日動 | 212,070円 |
※詳細は下記をご覧ください。
トヨタ プリウスの保険料はいくら?【損保4社で比較】車両保険って高いの?
また、ダイレクト型の保険同士でも、保険料が安い高いといった違いが出たりします。
保険会社 | 保険料 |
そんぽ24 | 72,210円 |
SBI損保 | 45,430円 |
イーデザイン損保 | 44,340円 |
※詳細は下記をご覧ください。
トヨタ ヴォクシー【自動車保険の見積もり】保険料を試算。どの損保が一番安いのか(30代男性の場合)
例えば、加入条件のひとつに「走行距離」があります。走行距離の長短によって、保険料を安くしたり高くしたりしている保険会社がほとんどですが、中には、走行距離による保険料の割引を行っていない保険会社もあります。
また、運転者の年齢条件についても、26歳以上補償はあっても、35歳以上補償がないという保険会社もあります。また、そもそも年齢条件の「○○歳以上補償」というものがなく、1歳きざみの保険料体系になっている保険会社もあります。このような違いから、保険料に差が出てきます。
保険会社 | 保険料 |
そんぽ24 | 58,140円 |
ソニー損保 | 53,010円 |
セゾン自動車火災保険 | 45,520円 |
※詳細は下記をご覧ください。
日産ノートの保険料【自動車保険】見積もりの結果(40代男性)
保険会社ごとに割引率も違いますから、どこが一番安いのかを知るには、実際に見積もりを取ってみる以外に方法がありません。
自動車保険の一括見積もりを利用すれば、入力が一回で済みますから簡単です。毎日、仕事や育児などで忙しい人にはとても便利です。
保険料を見直すタイミングはいつ?
自動車保険を見直すタイミングとしては、まず、保険満期時があります。他にも、同居していた子供が別居する、契約車両を運転する人が増える(もしくは、減る)、最も若い運転者が誕生日を迎える、車が2台以上になる、ゴールド免許になった等、見直しに最適なタイミングはいろいろとあります。
多くの場合、車を購入した際に自動車保険に加入するわけですが、生活環境が変化しても、そのままという人が多いです。補償内容や保険の金額を、その都度見直していくことが大切です。そうすることで、保険料の節約に繋がっていきます。
自動車保険の見直しポイント
自動車保険を見直す場合、特に保険料の安さを重視するのであれば、保険料の節約に繋がるポイントを知っておく必要があります。
ここからは、見直しポイントを個別に見ていきます。
使用目的の見直し
使用目的は、業務、通勤通学、日常レジャーの3種類に分かれているのが一般的です。リスク細分型自動車保険では、事故リスクに応じて保険料が安くなっていきます。使用頻度が低い「日常レジャー」は保険料が安く、使用頻度が高い「業務」は保険料が高くなります。
自動車保険の使用目的の違いと保険料比較|「業務用」「通勤通学」「日常レジャー」の見直しで安くなる
以前は車で通勤していたけれど、今は電車や自転車を利用しているという場合、日常レジャーにすることで、保険料を抑えることができます。
年間走行距離の見直し
使用目的と同様に、一般的には、年間の走行距離も保険料に影響します。走行距離が短いと保険料は安くなります。毎日のお買いものや休日のドライブにしか車を使わないという場合、走行距離を見直すことで、保険料が安くなる可能性があります。
走行距離の区分としては5,000km以下、10,000km以下というように大きく区切っている保険会社があったり、3,000km以下、5,000km以下、7,000km以下、9,000km以下というように細かく区切っている保険会社があったりします。また、走行距離による区分がない保険会社もあります。
申告していた年間走行距離を超えた場合は、保険会社に連絡をするようにしましょう。万が一、事故が起きた場合、実態と異なると保険金が支払われないこともあるので、気を付けたいところです。
年齢条件の見直し
補償対象となる運転者の年齢を区分し、保険料が決められています。多くの保険会社では、全年齢補償、21歳以上補償、26歳以上補償、30歳以上補償、35歳以上補償といった区分があります。若年層の事故率は高いため、年齢が若いと保険料は高くなってしまいます(参考:20歳以下(10代)の自動車保険料が高い理由)。
全年齢補償が補償の範囲が最も広いため、保険料が高くなります。
運転者限定の見直し
本人限定、本人配偶者限定、家族限定といった区分が一般的です。補償範囲が一番狭い「本人限定」を選択した場合、保険料が一番安くなります。
ただし、補償の範囲外の人が車を運転して事故を起こした場合は、保険金は支払われないので注意が必要です。
車両保険の見直し
保険料に大きく影響するのが車両保険です。自分の車の損害を補償する保険ですが、加入すると、保険料もそれなりに高くなります。
修理費用を自己負担する免責金額を設定したり、補償の範囲を限定するエコノミータイプを選択したりすることで、保険料を安くすることができます。
車両保険とは|エコノミー型や一般型など。車両保険の補償内容について
車両保険を外すと数万円単位で保険料は安くなりますが、新車や高級車の場合は、加入しておく方が無難です。
運転者と同乗者への補償を見直す
人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険は、運転者や同乗者を守るための保険です。
人身傷害補償保険に加入すると、事故の過失割合に関係なく、損害額が補償されます。搭乗者傷害保険は、あらかじめ決められた金額が、ケガをした部位や症状などに応じて支払われます。
人身傷害補償保険(特約)とは?補償範囲と補償額の目安。いくらに設定すればいいのか
搭乗者傷害保険でいくらもらえる?日数払いや部位症状別払いなど金額について
両方に加入することで補償を手厚くすることができますが、人身傷害補償保険のみ加入とすることで、保険金を節約することもできます。
人身傷害補償保険は、契約車両に乗っている際の事故だけではなく、自転車に乗っている時や歩行中の事故の損害も補償します。しかし、搭乗中のみ補償するタイプを選択することもできます。補償の範囲が狭くなる分、保険料も安くなります。
どういう場合に補償があるといいのか。よく検討した上で、加入するしないを決めていく必要があります。
また、車を複数台所有している場合、人身傷害補償保険をそれぞれの車で付帯すると、車外の補償が重複することになります。保険料の節約のためにも、補償が重複しないようにしましょう。
見直すなら、割引制度も活用する
ダイレクト型自動車保険は、見積もり時の割引制度が充実しているという特長があります。
家族間の等級引継ぎを利用する
子供が免許を取って運転をするようになった時、知っておきたいのが家族間での等級引継ぎです。例えば、親である自分の等級を子供に譲ることで、高くなってしまう子供の保険料を抑えることができますから、家族全体で支払う保険料の負担が軽くなります。
家族間で等級を引継ぎたい【自動車保険】親子で等級を引き継ぐには?
セカンドカー割引
車を2台以上所有することになる場合、セカンドカー割引を利用すると、6等級ではなく7等級からのスタートになるので、保険料の割引率が良くなります。ただし、1台目の車の等級が11等級以上である必要があります。
子供が18歳になり免許を取得することになったら、セカンドカー割引や家族間での等級引継ぎを検討しましょう。保険料がかなり安くなる場合があります。
2台目から自動車保険を安くする|セカンドカー割引の条件が知りたい
インターネット割引
インターネットで自動車保険の加入申し込みをすると、1年間などの割引を受けることができます。
保険会社によっては、新規契約と継続契約とでは割引率が異なる場合があります。
早期割引
契約を早めにすることで保険料が割引されます。30日前、45日前など、保険会社によって期間は異なります。保険の満期日ギリギリで焦って契約するのではなく、3カ月くらい前から余裕をもって見直すといいでしょう。早期割引も適用されるのでお得です。
証券不発行割引
保険証券の発行をしないことで受けられる割引です。通常500円程度の割引が受けられます。
エコカー割引
契約する車両が、ハイブリッドカーや電気自動車などのエコカーだった場合に割引が適用されます。保険会社によって、対象となる車種や割引率が異なります。
新車割引
契約する車両が新車の場合に受けることができる割引です。新車割引が適用される期間は、ほとんどの保険会社で初年度登録年月から25ヶ月以内としています。
また、自家用軽四輪乗用車については、新車割引の適用とならない保険会社もあります。詳細は下記をご覧ください。
自動車保険の新車割引で安く【見積もり前に確認】期間や割引率はどれくらい?
ゴールド免許割引
記名被保険者がゴールド免許だった場合、割引となります。
更新のタイミングで自分から申告する必要があります。契約の途中で適用することはできません。
補償の重複に気を付けながら見直すことで保険料は安くなる
自動車保険には、いろいろな特約があります。家にある車が2台以上の場合、どれか1台の契約のみに付帯すれば、契約者本人と家族がまとめて補償される特約もあります。
保険料を節約するためにも、補償が重複しないように見直すことが大切です。
重複しやすい特約としては、すでにお話した人身傷害補償保険(特約)の他に、弁護士費用特約、ファミリーバイク特約、個人賠償責任特約があります。
ダイレクト型自動車保険のメリットは、自分にぴったりの保険にカスタマイズできるところや、割引制度が充実しているところにあります。
節約ばかりに気を取られて、必要な補償を削っては本末転倒です。しかし、払い過ぎも考え物です。補償内容の選択は慎重に行って、保険料を節約してみて下さい。
あなたにぴったりの自動車保険が見つかるといいですね。