20代前半の任意保険の選び方|21歳以上補償で保険料はいくら?保険料を安くする方法などを解説

20代(21歳・22歳・23歳・24歳・25歳)の自動車保険料相場


自動車保険は21歳から安くなります。また、20代は一人暮らしや結婚など、いろいろな人生のイベントがありますから、その都度、自動車保険を見直すことで保険料がグンと安くなったりします。

ここでは、20代(21歳・22歳・23歳・24歳・25歳)の自動車保険を安くするために知っておきたいことや注意すべきポイントなどを見ていきます。

【21歳以上の保険相場】20代(21歳・22歳・23歳・24歳・25歳)の自動車保険料はいくら?

20代(21歳・22歳・23歳・24歳・25歳)の自動車保険料はいくらなのでしょうか。実際に損保3社(三井ダイレクト、SBI損保、損保ジャパン)で見積もりを取ってみました。

10代から自動車保険に加入している人なら、「21歳で保険料が安くなる」ということを実感できると思います。見積もりの条件と結果は次の通りです。

見積もりの条件

■見積りした車の基本情報 / 車両 ※個別に設定 / 初度登録年月 2016年11月

■主に運転をする人(記名被保険者)の情報
/ 記名被保険者 21歳男性 / 運転免許保有者 本人 / 主な使用地 北海道札幌 / 免許の色 ブルー / 運転者の範囲 家族限定 / 運転者年齢条件 21歳以上補償

■自動車保険の内容 / 等級 6等級 / 事故有係数適用期間 0年 / 使用目的 日常・レジャー / 予想年間走行距離 5,000km超10,000km以下 / 対人賠償保険 無制限 / 対物賠償保険 無制限 / 搭乗者傷害保険 なし / 人身傷害保険 3,000万円(搭乗中のみ補償タイプ) / 車両保険 ※車両ごとに設定 免責5万円-10万円 / 付帯した特約 弁護士費用特約 / 割引 新車割引、エコカー割引、インターネット割引、証券不発行割引


※損保ジャパンは、インターネット割引、証券不発行割引がありません。
※SBI損保は自家用軽四輪乗用車の新車割引がありません。
※エコカー割引が適用されるのは、損保ジャパンと三井ダイレクトです。
※今回の見積もりで、エコカー割引の対象となる車両はトヨタ プリウス、スズキ ソリオです。


見積もり結果
等級 車種 型式 保険会社 車両保険
金額
車両保険
一般型
車両保険
エコノミー
車両保険
なし
料率クラス
2017
6等級 ホンダ
N-BOX
JF1 三井ダイレクト 160万 136,500円 101,820円 66,890円
SBI損保 134,800円 101,100円 64,730円
損保ジャパン 175,100円 135,360円 91,220円
トヨタ
プリウス
ZVW50 三井ダイレクト 250万 194,310円 131,550円 81,030円 車両料率クラス 5
対人料率クラス 4
対物料率クラス 5
傷害料率クラス 4
SBI損保 191,630円 129,950円 78,830円
損保ジャパン 254,520円 183,640円 123,370円
日産
NOTE
E12 三井ダイレクト 200万 149,210円 106,780円 73,080円 車両料率クラス 3
対人料率クラス 4
対物料率クラス 4
傷害料率クラス 4
SBI損保 145,590円 104,570円 70,580円
損保ジャパン 203,930円 155,310円 113,970円
トヨタ
ルーミー
M900A 三井ダイレクト 175万 162,660円 112,870円 73,080円 車両料率クラス 4
対人料率クラス 4
対物料率クラス 4
傷害料率クラス 4
SBI損保 158,600円 110,470円 70,580円
損保ジャパン 219,570円 162,490円 113,970円
スズキ
ソリオ
MA36S 三井ダイレクト 175万 170,490円 111,660円 65,390円 車両料率クラス 5
対人料率クラス 4
対物料率クラス 3
傷害料率クラス 4
SBI損保 169,320円 111,570円 63,700円
損保ジャパン 223,020円 156,590円 100,110円
ダイハツ
ムーヴ
LA150S 三井ダイレクト 160万 136,500円 101,820円 66,890円
SBI損保 134,800円 101,100円 64,730円
損保ジャパン 175,100円 135,360円 91,220円


※軽自動車は料率クラスがないため、見積もり条件が同じ場合は、車種が異なっても同じ保険価格となります。

自動車保険21歳以上補償の平均相場

今回の見積もり結果について、損保3社(三井ダイレクト、SBI損保、損保ジャパン)の平均を出しました。21歳以上補償の場合、自動車保険の平均価格がいくらになるのか。平均相場として、参考にしてみてください。

等級 車種 型式 保険会社 車両保険
金額
車両保険
一般型
車両保険
エコノミー
車両保険
なし
6等級 ホンダ
N-BOX
JF1 損保3社
平均
160万 148,800円 112,760円 74,280円
トヨタ
プリウス
ZVW50 250万 213,487円 148,380円 94,410円
日産
NOTE
E12 200万 166,243円 122,220円 85,877円
トヨタ
ルーミー
M900A 175万 180,277円 128,610円 85,877円
スズキ
ソリオ
MA36S 175万 187,610円 126,607円 76,400円
ダイハツ
ムーヴ
LA150S 160万 148,800円 112,760円 74,280円

21歳から自動車保険は安くなる「21歳以上補償」

自動車保険では、20歳の人は20代ではなく、10代と同じ年齢条件「全年齢補償」が適用されます。保険料は20歳まで高いままでした。

しかし、21歳になると、「21歳以上補償」を適用することができるようになります。全年齢補償ではないというだけで、保険料がかなり安くなります。プリウスの場合で保険料を比較しながら見てみましょう。

○車両 プリウス / ○初度登録年月 2016年12月 / ○主な使用地(都道府県) 千葉県 / ○免許の色 ブルー / ○運転者の範囲 本人限定 / ○等級 6等級 / ○事故有係数適用期間 0年 / ○使用目的 日常・レジャー / ○予想年間走行距離 5,000km超10,000km以下 / ○車両保険 250万 免責5万円-10万円 / ○保険会社 三井ダイレクト

補償範囲 年齢 年齢条件 等級 車種 車両保険
金額
車両保険
一般型
車両保険
エコノミー
車両保険
なし
本人限定 19歳 全年齢補償 6等級 トヨタ
プリウス
250万 321,340円 216,960円 130,000円
21歳 21歳以上補償 175,090円 118,400円 72,880円


年齢条件以外は、すべて同じ条件で見積もりを取っています。上記のように、20歳以下(全年齢補償)と21歳以上の保険料を並べて比較すると、よくわかりますね。車両保険の一般型の場合、金額にして146250円の差が出ています。

運転者年齢条件が変わるということは、つまり、事故リスクが高くなる若い年代ではなくなったということですから、保険料もそれに応じた金額に変化していきます。

20代では21歳以上補償の他に、26歳以上補償という区分けがあります。26歳以上補償が適用できるようになると、さらに保険料の面で優遇されます。

運転者年齢条件を見直していくことが、保険料を安くする上で大切です。

年齢条件を付けた場合、その範囲から外れた人が運転すると、事故を起こしても補償されません。例えば、21歳以上補償を適用した場合、20歳以下の人が運転していた際の事故では、保険金を受け取ることができません。他の人が運転する際には、運転者の年齢をしっかりと確認するようにしましょう。


安全運転を続けていけば、等級が上がっていきます。保険料の割引率も大きくなっていきますから、保険料がさらに安くなります。8等級で割引率40%、10等級で45%、30代40代で20等級まで進めば、割引率63%になります(ノンフリート等級制度)。

安全運転を心掛けて、高い等級と運転者年齢条件の適用で、保険料を安くしていきましょう。

20代(21歳以上)の自動車保険の選び方

20代になると、実家を出て一人暮らしをはじめたり、結婚したりする人もいます。自動車保険もそういった環境の変化に応じて、見直していく必要があります。

20代の自動車保険料を安くする

車を所有すればガソリン代だけではなく、駐車場代、任意保険、自賠責保険、車検代、税金といった維持費も必要になってきます。故障すれば修理費も必要です。自分が気をつけて運転をしていても、飛び石でフロントガラスに傷がつくということもあったりしますから、修理費が突然必要になることもあります。

icon-arrow-circle-right 飛び石でフロントガラス修理【車両保険】小さな傷でも放置はダメ。リペアキットの使い方など

トータルでどのくらい維持費が必要なのかということも考えながら、余裕をもって自動車保険料を支払っていきましょう。

20代で独身の場合の自動車保険は?

20代であれば、まだ独身という人も多いですよね。この場合の自動車保険の選び方・考え方としては、10代の自動車保険の場合と同じになってきます。下記の記事を参考に自動車保険選びをしてみてください。

icon-arrow-circle-right 【20歳以下の自動車保険】18歳・19歳・20歳の保険料の相場はいくら?|保険料を安くするには

20代で結婚した場合、記名被保険者をどうするのか
20代で結婚した場合の自動車保険


20代で結婚した場合、夫婦で運転するのか、夫もしくは妻だけが運転するのかによって、自動車保険料も異なってきます。

保険料は等級や年齢条件によって安くなっていきます。夫婦共に運転する場合、保険料を安くしたいなら、記名被保険者は保険料が安くなる方を選ぶようにしましょう。記名被保険者の事故リスクによって、保険料が決まってくるからです。

また、子供を産む予定があるのであれば、子供を乗せて運転することを考えた車選びをする必要があります。

結婚を機に、今まで乗っていた車とは違う車に買い替えるのであれば、料率クラスが低い車を検討してみるのもいいでしょう。料率クラスが低いと、保険料も安くなります。

icon-arrow-circle-right 車両料率クラスとは?【自動車保険の保険料】車によってかなり違います

保険料が安くなる「家族間の等級引継ぎ」は、実家にいる間に

家族間で等級の引継ぎをすると保険料を安くすることができます。年齢が若い人なら保険料を抑えるのに効果的ですから、父親や祖父など、等級を譲ってくれる人はいないかどうか、確認してみるといいでしょう。

icon-arrow-circle-right 家族間で等級を引継ぎたい【自動車保険】親子で等級を引き継ぐには?

ただし、一人暮らしや結婚などで実家を出る場合は、注意が必要です。等級引継ぎは、同居していることが条件となっているからです。

家族間で等級の引継ぎをする場合は、実家にいる間に済ませておく必要があります。

20代の保険料は、運転者の範囲をしっかりと選んで安くする

運転者の範囲は、配偶者がいる場合は「本人・配偶者限定」、独身の場合は「本人限定」にしましょう。

運転者限定なし > 家族限定 > 本人・配偶者限定 > 本人限定


運転者の範囲は「本人限定」を選ぶと一番安くなるように設定されています。

配偶者には内縁を含みます。しかし、単に同棲している恋人は内縁とはなりません。運転者を限定する場合、運転できる人とはどういう人なのか、よく理解しておきましょう。


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