任意保険のロードサービスを依頼する方法と事故対応の流れを解説
事故やトラブルの際、ロードサービスを依頼することになりますが、慌てずに対処することが大切です。
ここではロードサービスの依頼方法、電話をした際に聞かれることなどを含め、どのような流れになっているのかを見ていきます。
事故・トラブル発生から保険会社に連絡するまでの流れや注意点
まず最初に、事故やトラブルが発生した後、保険会社に連絡するまでの流れや注意すべきポイントを見てみましょう。
トラブル発生の場合は、二次被害にならないように車を路肩に移動させ、三角表示板を置くなどして、故障があったことがわかるようにします。
そして、任意保険のロードサービスに連絡します。
レッカー車が必要なトラブルの場合、基本的にレッカー車に同乗することはできません。他の公共交通機関を使ったり、現場近くのホテルに泊まったりする必要が出てきます。
【ロードサービス】レッカー車に乗せてもらうことは可能ですか?
任意保険のロードサービスでは、交通費や宿泊費などを補償してくれる場合もあります。ただし、どれでもどこでも選べるというわけではありません。
合理的な手段と判断されない場合は補償が受けられないこともあります。保険会社に現場で「どのように対応すればいいか」ということを相談しておくといいでしょう。
けが人がいる場合、119番への連絡が最優先です。そして、二次災害を防ぐために、車を安全な場所に移動させたり、ハザードランプや三角表示板などを使って、後からくる車に事故があったことを伝えます。
大きい事故の場合はもちろんですが、小さな事故でも110番へ連絡します。事故の届け出をしてください。
事故の相手がいる場合は連絡先を確認します。免許証を互いに提示して、車の状態を確認します。撮影してもかまわないようであれば、スマートフォンなどで現場記録として写真を撮っておくとよいでしょう。
他にも、通行人など事故を見た人がいた際には、その人の名前や連絡先を確認しておきます。損害賠償トラブルに発展した場合、証人になってもらえることもあります。
そして、自分が加入している保険会社に連絡をします。
ロードサービスを呼ぶ時に聞かれる事とは?
任意保険のロードサービスに電話をすると、次のことを聞かれます。
- 契約者の名前、住所、電話番号
- 保険証券番号
- 登録番号(ナンバープレート)
携帯電話やスマートフォンの場合、車から離れて電話することもあるかもしれませんが、確認するために保険書類などを用意しておく必要があります。
「事故で走行不能となった」「フロントガラスにヒビが入った」など具体的に車がどうなったのかを伝えます。
故障の箇所、損傷の程度などをしっかりと伝えることで、その後の対応もスムーズになります。
分かるのであれば住所を伝えます。コールセンターは日本全国から電話を受け付けますから、いきなり市町村名を言うのではなく、都道府県名から正確に伝えましょう。
住所がわからない場合は分かるところまでを伝えます。そして、近くに目印となるような大きな建物あれば、それを伝えます。コールセンターのオペレーターとやり取りしつつ、位置を特定するのに必要な情報を伝えます。
保険会社によっては、スマートフォンのGPS機能によって位置を特定するサービスもあります。利用する場合はロードサービスに電話する前に、位置情報を送信しておく必要があります。
レッカー移動など車を搬送する場合、搬送先についても聞かれます。
事故やトラブルが発生した直後で、どこに運べばいいのかもわからないという場合は、保険会社が指定する修理工場に搬送するとよいでしょう。すでに搬送先が決まっているのであれば、その場所を伝えます。
夜間で修理工場が閉まっている場合は、ロードサービス業者が一時的に預かることになります。その際、費用が発生することもあります。
保険会社によっては、指定修理工場で修理する際は、無料で代車を用意してくれます。ただし、指定修理工場が遠方にあると不便になることもあります。場所をしっかりと確認しておきましょう。
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