車のバッテリー充電|ジャンピングスタートのやり方(手順)を解説

ジャンピングスタート方法と手順

車のトラブルで最も多いのが、バッテリー上がりです(ロードサービス出動件数データ(JAF)より)。

バッテリー上がりが起こる原因としては、バッテリーの劣化や発電機といった電気系統のトラブルが考えられますが、運転者の行動が原因となっていることもあります。車のライトの消し忘れ、いつも近距離でしか車を使わない場合など、バッテリー上がりが起こりやすくなります。

自動車に頻繁に乗るのであれば、バッテリー上がりが起こっても慌てず対処できるように、ジャンピングスタートのやり方を知っておきたいものです。

【ジャンピングスタート方法】車のバッテリーを充電したい

車のバッテリー上がり対策として、一番よく知られている方法がジャンピングスタートというものです。手順を間違えることなく行えば、数分でエンジンを始動することができます。

ジャンピングスタートに必要な道具

  • ブースターケーブル(2本1組)

ジャンピングスタートに必要なものは、ブースターケーブルです。他の車から電力を分けてもらって、自分の車のエンジンを始動させていきます。

ブースターケーブルは、イエローハットやオートバックスといったカー用品販売店で購入することができます。値段は3000円前後といったところです。

他の人が持っているブースターケーブルを利用してジャンピングスタートをする人も多いですが、古いブースターケーブルは断線している場合があります。また、端子を挟むためのクリップ部分がぐらぐらして、しっかりと接続できない場合もあります。

そんなに高いものでもないので、万が一に備えて、自分の車のトランクルームに常備しておくと安心ですね。

ブースターケーブルをつなぐ順番・外す順番

ブースターケーブルをつなぐ際には、ケーブルをつなぐ順番を間違えないようにしましょう(外す場合も同様です)。

順番を間違えると、車がショートしてしまい危険です。十分に気をつけて行いましょう。

ブースターケーブルをつなぐ前にしておきたいこと

電力を分けてもらうために、故障車と救援車を近くに止めます。

ルームランプやヘッドライト、ドライブレコーダーなどがオフになっていることを確認しましょう(突然電気が流れると故障の原因になることがあります)。


ボンネットを開けて、エンジンを停止します。そして、ブースターケーブルを繋いでいきます。

ブースターケーブルをつなぐ順番

ブースターケーブルをつなぐ順番は、次の通りです。

故障車のプラス端子に赤いケーブルをつなぎます。

救援車のプラス端子に赤いケーブルの反対側をつなぎます。

救援車のマイナス端子に黒いケーブルをつなぎます。

故障車のバッテリーから離れた金属部分などに黒いケーブルの反対側を取りつけます。


上記にあるように、黒いケーブルの反対側は、マイナス端子ではなくエンジンの金属部分などに取り付けてください。

最後に黒のブースターケーブルをバッテリーにつないでしまうと、火花が発生し、水素ガスに引火することがあります。バッテリーにはつながないように気をつけましょう。

車種によっては、つなぐ場所が分かりにくい場合があります。つなぎ方に迷う場合は、車両取扱説明書を確認してみてください。

ブースターケーブルを接続したら、救援車のエンジンを始動します。エンジンをかけたままにして、バッテリーを充電していきます。そして、故障車のエンジンを始動させます。正しくケーブルを繋いでいるにもかかわらず、エンジンが始動しない場合はJAFを呼ぶといいでしょう。

日本自動車連盟(JAF)


バッテリーの劣化も考えられます。バッテリー上がりの対処としてバッテリー交換もしてくれます。

ブースターケーブルを外す順番
  • エンジンが始動したら救援車のエンジンを止め、ブースターケーブルをつないだときとは逆の順番で外していきます。

故障車は、エンジンがかかってもすぐにエンジンは止めません。十分に充電する必要があります。

冒頭でもお話しましたが、バッテリー上がりの原因としては、バッテリーの寿命が関係していることもあります。再度バッテリー上がりを起こすことがないように、自動車の専門店やディーラーなどで、バッテリーの点検を早めにしてもらいましょう。

ジャンピングスタート以外の方法|ジャンプスターター

ジャンプスターター

ジャンピングスタート以外のバッテリー上がり対策としては、ジャンプスターターを利用する方法があります。ジャンプスターターはアマゾンや楽天でも購入することが可能です。

ジャンプスターターは、エンジン始動のための小型バッテリーですが、緊急時には懐中電灯として使えるLEDランプが搭載されていたり、スマホを充電するためのUSBポートがあったりして用途が幅広く便利です。

車がバッテリー上がりを起こした際の保険のような感覚でジャンプスターターを購入する人もいます。お手頃な価格から高価なものまでいろいろと販売されているので、気になる人は一度検討してみるといいでしょう。


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